鋸山 日本寺 開山1300年 特別展 光 たゆたふ~岩波昭彦展

会場|鋸山美術館
会期|2025年2月9日(日)~9月23日(火・祝)
   前期 2025年2月9日(日)~7月14日(月)「光 たゆたふ展」
   後期 2025年7月17日(木)~9月23日(火・祝)「旅の始まり展」
※第1展示室は全期展示替えなし、第2展示室及び展示室外廊下は前期・後期で展示替えがあります。
開館時間|午前10時~午後5時(入館は閉館30分前まで、最終日は午後2時まで)
休館日|毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)
観覧料|一般800円/中高生500円/小学生以下無料/障害者手帳をお持ちの方無料/団体20名以上1割引
主催|公益財団法人 鋸山美術館
特別協力|鋸山 日本寺株式会社 たづアート
後援|千葉県、富津市、富津市教育委員会


 このたび鋸山美術館では、「鋸山 日本寺 開山1300年 ~光 たゆたふ~ 岩波昭彦展」を開催いたします。
岩波昭彦(1966年 長野県茅野市生まれ)は1980年代から今日に至るまで、現代日本画の最前線で活躍を続けている作家です。
 彼はライフワークとして長年取り組んでいるニューヨークや東京などの都市風景をモティーフに、変わりゆく時代の姿を鮮明に記録し続ける「都市の肖像」シリーズなどで国内外の多く
の美術関係者から高い評価を得ています。
 本展覧会では美しい海原と自然に恵まれた鋸山に魅せられ、1300年前、聖武天皇の勅詔を受けて、行基菩薩によって開かれた鋸山 日本寺の千五百羅漢石像群や房州石の石切場を10年にわ
たり取材し、精緻を極めた筆遣いで清新かつ情緒豊かに描かれた作品群を特集展示します。
 また、第2室では光や音、そして目に見えない空気といったものの存在を巧みに捉えた再興日本美術院展覧会「院展」の出品作を中心に、五感が研ぎ澄まされた仕事を通し、その軌跡を紹
介します。
 後期は「~旅の始まり~」と題し、多摩美術大学の卒業制作「永劫のかけら」など青春期の作品の魅力に迫ります。


Nokogiriyama Museum of Art will hold an event entitled, “Nokogiriyama Nihonji Temple marks its 1300 th year since its founding. ~Lights Gently swaying to and pro~ Akihiko IWANAMI Exhibition”
Akihiko IWANAMI (Born in 1966, in Chino City, Nagano Prefecture) is an artist who has been active at the forefront of Modern Japanese Paintings since 1980s.
He has been highly recognized by those involved in art from inside and outside Japan for his
“ Portraits of Cities” series that he has been working on for a long time as his lifework and in which he has been clearly recording the appearance of changing times using urban city scapes such as New York and Tokyo as motifs.
At this exhibition, the museum will feature and exhibit art works drawn refreshingly and emotionally with extremely refined brush strokes. Over 10 years, he collected information about 1,500 Louhan Stone Statues at Nokogiriyama Nihonji Temple founded by Gyoki Bosatsu 1,300 years ago who was ordered by Emperor Shomu fascinated by beautiful Nogogiriyama and also Boshu Stone quarries.

In addition, at Room No.2, centering on exhibition works of “Inten” , the Japan Fine Arts
Institute Exhibition, which capture the existence of light, sound and invisible air skillfully, the museum will introduce his path through works with sharpened five senses.

In the latter half of the exhibition, entitled “~The beginning of the journey~”, the museum
will introduce the charms of his works created when he was young such as “A piece of eternity”, a graduation art work of Tama Art University.



関連イベント
ギャラリートーク
「光 たゆたふ~岩波昭彦展」と「blanc-その先の日本画-」合同イベント
会場|鋸山美術館 第2・第3展示室
会期|2025年5月10日(土)
時間|午後2時~午後3時30分(受付は午後1時30分より)
講師|鋸山美術館代表理事・鈴木裕士、株式会社 たづアート代表取締役・森井毅、岩波昭彦、佐藤龍生



同時開催
「blanc-その先の日本画-」
会場|鋸山美術館 第3展示室
会期|2025年2月14日(金)~7月14日(月)
主催|公益財団法人 鋸山美術館
特別協力|株式会社 たづアート
後援|富津市、富津市教育委員会

「あべえみこのほっこりワールド展」
会場|鋸山美術館 第3展示室
会期|2025年7月17日(木)~9月23日(火・祝)
主催|公益財団法人 鋸山美術館
後援|富津市、富津市教育委員会



出品作品一覧(予定)
全期(前期・後期通し) 第1展示室
1.「写生画 鋸山大仏」 37.0×45.0cm/2020(令和2年)
2.「薬師瑠璃光如来像」 72.7×100.0cm/2023(令和5年)
3.「眺」 175.0×215.0cm/2018(平成30年)
4.「小下図 乾坤門」 23.0×23.0cm/2023(令和5年)
5.「小下図 石切場の朝」 28.0×24.0cm/2024(令和6年)
6.「石切場の朝」 215.0×175.0cm/2024(令和6年)
7.「海の町金谷」 60.6×72.7cm/2018(平成30年)
8.「写生画 無漏窟」 31.4×40.7cm/2024(令和6年)
9.「無漏窟」 72.7×116.7cm/2024(令和6年)
10.「鋸山」 71.0×146.0cm/2011(平成23年)
11.「写生画 石切場の朝」 40.7×31.4cm/2024(令和6年)

前期 第2展示室 2025年2月9日(日)~7月14日(月)「光 たゆたふ展」
12.「陽光」 100.0×100.0cm/2011(平成23年)
13.「曙光」 175.0×215.0cm/2023(平成5年)
14.「映」 72.7×91.0cm/2005(平成17年)
15.「小下図 樹映」 26.0×26.0cm/2010(平成20年)
16.「樹映」 162.0×162.0cm/2010(平成22年)
17.「小下図 響」 42.0×34.0cm/2022(令和4年)
18.「響」 215.0×175.0cm/2022(令和4年)
19.「小下図 昇」 20.0×20.0cm/2022(令和4年)
20.「昇」 100.0×100.0cm/2022(令和4年)
21.「濠」 100.0×100.0cm/2021(令和3年)
22.「雨色」 100.0×100.0cm/2008(平成20年)
23.「揺蕩う」 100.0×100.0cm/2023(令和3年)
24.「石畳」 100.0×100.0cm/2014(平成26年)
25.「木漏れ日」 72.7×91.0cm/2013(平成25年)
26.「水温む」 60.6×72.7cm/2014(平成26年)
27.「冬日」 170.0×210.0cm/2015(平成27年)
28.「冬日」 60.6×72.7cm/2015(平成27年)

後期 第2展示室 2025年7月17日(木)~9月23日(火・祝)「旅の始まり展」
29.「永劫のかけら」 162.0×388.0cm/1989(昭和64年)
30.「永劫のかけら(鎧武者)」 181.8×227.3cm/1991(平成3年)
31.「永劫のかけら(南蛮・十字架)」 181.8×227.3cm/1993(平成5年)
32.「タイムズ・スクエア」 210.0×170.0cm/1998(平成10年)
33.「マンハッタン」 170.0×210.0cm/1997(平成9年)
34.「空港・夜景」 116.7×116.7cm/1994(平成4年)
35.「チャイナ・タウン」 130.3×162.0cm/2000(平成12年)
36.「秋映」 227.3×181.8cm/1989(昭和64年)
37.「風の音」 227.3×181.8cm/1992(平成4年)
38.「永劫のかけら(赤糸脅鎧)」 71.0×146.0cm/1993(平成5年)
39.「永劫のかけら(螺鈿紫檀五絃琵琶)」 71.0×146.0cm/1995(平成7年)
40.「永劫のかけら(南蛮・十字架)」 72.7×91.0cm/1993(平成5年)

同時開催「blanc-その先の日本画-」展出品 第3展示室
41.「ロワー・マンハッタン」 72.7×91.0cm/2012(平成24年)



・展覧会フライヤー




・展覧会図録(制作中)

※展覧会図録をご希望の方は鋸山美術館までお電話にてお申し込みください。
TEL:0439-69-8111